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花火の撮影



設定と撮影方法


夏の風物詩、夜空を彩る花火を撮影するための

カメラの設定と撮影の方法について記載します。


使用カメラ E-20

カメラの設定

●撮影感度
 フィルムの感度は、ISO規格で呼ばれています。 ISO:100を標準とすれば数値が大きくなるほど高感度であり、暗いところでも撮影しやすくなります。デジカメにも感度がありISOに準拠します。
夜間撮影では感度を高くして撮影する場合もありますが、花火の撮影ではISO:100に設定します。 オートに設定するとカメラが自動的に感度を上げる場合がありますのでマニュアルで固定しておきます。
理由は、花火そのものが充分な光量を持っていることと、感度が低いほうがクリアーでノイズの少ない画質が得られることです。
E-20の感度は、ISO:80、160、320、の3段階ですからISO:80に設定します。

●ホワイトバランス
 ホワイトバランスとは、撮影範囲の中の白色を「純白」としてカメラに認識させることです。 オートに設定するケースは多いと思いますが、白色がまったくない場合や特殊な条件下、花火や夜景などはマニュアルで設定するのがベターです。
筆者は5500K(晴天)に設定します。

●フォーカス(ピント)
 オートフォーカスではピンポケになったりしますので、マニュアルモードで無限遠に設定します。

●絞り
 F11を基準にして、1段〜2段の範囲で調整します。

●記録画素数
 ほとんどのデジカメは記録画素数が選べるようになっており、HPなどでは大きい写真はあまり必要でないため小さいサイズで撮影されるケースもあるようですが、画質の面からは最大の記録画素数で撮られることをお勧めします。

●コントラスト
 コントラストとは明暗のきわだち具合のことです。 コントラストを高く設定すると花や人物などでは微妙な階調が表現しにくくなりますが、花火では夜景の部分と花火の部分がきわだち鮮明になります、また、煙を目立ちにくくする効果もあります。
設定可能な機種ではお試しあれ。


セッティング

●三脚
 必須です。 複数お持ちでしたら最も頑丈なものを持って行きましょう。
さらに、ストーンバックなどで重しをぶら下げると安定度が増します。
歩道橋の上などは案外振動していますのでお勧めできません。

レリーズ
 カメラのシャッターボタンでは押すときの力でカメラが微妙に動きますのでレリーズを使いたいものです。
レリーズシューが無いカメラ用に考案された外付け型のレリーズも市販されています。


撮影方法

●シャッター
左の写真では数発の花火が写っています、
いわゆる多重露光です。

片面を黒く塗った固めの紙(何でも良い)を
用意します。

大きさはレンズ前面を塞ぐことが出来て、
横からの余分な光を遮断できる程度、
20cm〜30cmの円形でも四角形でもOK。


まず、黒い紙でレンズ前面を塞ぎ、レリーズでバルブ(シャッター開放)状態にします。
打ち上げのタイミングを見計らって、黒い紙をはずし露光させ、次のタイミングまで
またレンズを塞ぎます。
これを繰り返すことで花火のいい瞬間のみを1枚の写真にすることが出来ます。
余分な煙の写りこみを最小限に抑える効果もあります。
1発のみの撮影でも、露光時間をコントロールしやすいため現場では重宝します。


●ズーミング撮影


上の写真は露光中に焦点距離が長くなる側にズームしながら撮影したものです。
逆に焦点距離が短くなる側にズームする方法もあります。
花火らしくはありませんが抽象的な写真が撮れます。


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